日本橋・三越本店

テーマ:農民/くま語録

ここは、お江戸日本橋・三越本店なり。
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2013年2月20日から、とうとう本館地下お米コーナーに「農樹」が並ぶことになったぜ。どうだい、本店のラインナップに「農樹」だよ。
「ここまで来れたよ、ありがとう。」
これをともに喜んでくれるに違いないあの人、この人の顔を思い浮かべながら心の内で叫ぶ。
「まだまだやれる。やってみせるよ。」
日本全国津々浦々、農樹を知らない人が無くなるまでが次なるステップだ。

つい先ほど、この間京都の伊勢丹でお米を買い、美味しかったので電話をしたが、いつも京都伊勢丹に並んでるのか?との問い合わせ。
京都伊勢丹のお米コーナーにいつも並んでいることと、1月のプロモーションの時にお買い上げいただいた方ということなどを確認し合ううちに、
「初めて電話をするから、照れくさくてさっきまで言わなかったけれど、本当は’頑張って’と、’ありがとう’を言いたくて電話しました。これからも伊勢丹でお宅のお米を買いますね。親子で頑張ってくださいね。応援してます。」
と。

’ありがとう’で響きあえ、通じるあえるその呼吸こそ何よりの肥やしなり。農樹の米の美味さはそこにあり。うんちくたれず、心ポカポカ、真っ向勝負。これ農樹スタイル。
I need you.I’m NOHJU.

商標登録

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もう10年以上前、田んぼを預かるペース急上昇するも、お米の販路が急には広がらない。生産量と販売量が同じペースで伸びるわけもなく、大阪などへ商談会に出かけて行くが、近畿圏のお米屋さんたちはほとんど立ち止まりも見向きもしない。汚いものでも見るかのように、
「きょ~とってよ~。」
と冷ややかな言葉を浴びせられ、
「産地で米の味は決まりません。隣の田んぼでも別物です。誰が作るかで違いがでるのです。」
などなど、口上述べる間に過ぎ去られる。全国的に京都米なんてその程度。アメリカ大リーグで言えば、マイナーの1Aあたりが京都米、京都米なんて売りの文句にほど遠い。

「い~まにみとれ~。」

京都で米を作って世間に出ても、京都であることがマイナスイメージにすらなる当時の業界、京都を’売り’になんてまったくできねー、ナンセンス。そもそもそんな気も薄かったから答えは簡単、’農樹’で売ること、ブランド化すること。はい、これ決定。

次の収穫までに売り切れるか冷や冷やの1年、そしてまた1年の繰り返しは苦痛だったけどね、石の上にも10年!
より露出が効く「場」が京都伊勢丹の棚にできた次には大阪。そして関東・浦和、立川、府中とへ続いて

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そう、商標登録をとったわけ。誰にもまねをさせないのもひとつ。しかしそれは、直球勝負!一直線!で、やってきた我が家のプライド。多くを語らず生きます、みせます、’農樹’を高みへと。
2月20日、『農樹』がお江戸・日本橋に、いよいよお目見えするに至ったのだ。

どーよ、おぃっ!

息子の初渡航

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「2月11日に帰ります。」
と、インドネシアから電話をよこした息子。1月30日に東京で別れて海外初渡航・一人旅を敢行したあいつが、どんな顔になって帰ってくるのだろう、と思う だけで楽しみだ。短い電話の向こうで聞こえる声の感じからだけでも、おそらくその人柄に厚みがついたに違いない。優しさや思いやりがより深くなり、強さと 見識を増して帰ってくること間違いないだろう。1年前に行きたかったのに断念し、満を持しての初渡航はさぞや刺激的で、五感からあらゆるものを吸収して 帰ってくる。目は光を増し、毛穴からは香草やスパイスの香りを発して生気に満ちてるだろうな。何を見たか、何を感じたか、何を思いかえってくるのだろう か?
私が行ったことがないところばかりが今回の渡航先だ。中国、ベトナム、インドネシア…。国としては中国とインドネシアには行ったことがあるけれど、地域が 違えば別物だから、中国とはいえ大連もインドネシアのメダンも私には未知の処。ベトナムは今でも一番行きたいと思っている国。それらの土産話がもうすぐ聞 けるのだ。
今回の彼の渡航に関して、私は一切手助けをしていない。チケットやホテルの手配、現地へのアポも何もかも全く一人でやって出て行った。何を隠そう27年前の俺の初渡航は一人旅じゃなかったよ。
大したもんだ、おいお前。あと二日、緊張の糸を緩めることなく、あらゆるものを吸い取って帰ってこい。
待ってるぜ。

その後写真集

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リフォームその後

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昨年3月から12月まで続いた我が家のリフォーム。その長い工事期間中、不要なものは思い切って順番に廃棄しながら、工事の邪魔にならぬよう平面移動を繰 り返すこと10か月。完工いつのことやらとその期間中、更新すべき家電や家具をそれぞれ視察に行っていた。そうするうちに我が心をぐいと掴んで放してくれ なかったのがこのテーブル。

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赤みがかった縦半分が桜、あと半分が紅葉のあわせ板、長さ220㎝。
日本の代表的な木2種のあわせ板テーブルが、我が家の玄関入ってすぐ横の部屋にでーんとある、そう思うと後先考えてはいけない。注文!
昨年末に納品頂いたこのテーブルでいただく酒と食事の旨い事ってありゃしねー。

そしてもう一つ、オニグルミの一枚板、これも長さ220㎝。

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クルミの木は、フロンティア・プラントとも呼ばれるというように、実をたくさんつけて落とし、氾濫原に真っ先に根付くのはクルミなのだそうだ。これまさに農樹にふさわしかろう、うー、欲しい。前述の部屋の奥にもういっちょうこのテーブルを…、いっちまえ、と。
それが脚をしつらえ本日納品。

いいぞ!農樹の家は木でいっぱいなった。心にも投資完了。

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プロフィール

くま語録

くま

京都北部・綾部市物部地区で米を育てつつ、「農樹」を育てる農民。通称:くま
中津隈俊久(なかつくま としひさ)
’64年生、福岡県北九州市出身。
自作自演プロジェクト「農民パラダイス計画」のリーダー。

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