稲刈り終了

テーマ:農民/くま語録

本日夕刻、とうとうゴールにたどり着き、稲刈り終了。3週間強の戦闘から、無事帰還。「ふーっ、やれやれ…。」
体に悪いほど根をつめて働き通した今、脳が疼くは、足取りたどたどしく、両肩は石のように硬くなり、
「なーんも、したー、なかー。(何もかも手につかない。俺をどうにでもしてくれ。)」と、大の字になろうとしている。

平成22年は、良くも悪くも忘れがたく、それもこれも、さらにこれからのことは、次に起き上がってから自問自答。
もう限界、寝る!

わかんない

テーマ:農民/くま語録

4条刈りコンバインを操作中、振り向けば、すっかり男の顔をした我が子がいる。今や、3条刈りのコンバインを我が手足の如く操りながら、俺を追いかけてくる「男」となった君は今何を考えているのだろう。
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気がつけば、『わかんない』(作詞・作曲井上陽水)を口ずさんでいる。
http://www.youtube.com/watch?v=81aJ5iManLQ&feature=youtube_gdata
雨にも風にも負けないでね
暑さや寒さに勝ちつづけて
一日、すこしのパンとミルクだけで
カヤブキ屋根まで届く
電波を受けながら暮らせるかい?

南に貧しい子供が居る
東の病気の大人が泣く
今すぐそこまで行って夢を与え
未来の事ならなにも
心配するなと言えそうかい?

君の言葉は誰にもワカンナイ
君の静かな願いもワカンナイ
望むかたちが決まればつまんない
君の時代が今ではワカンナイ

この曲を知ったのは、沢木耕太郎著「バーボンストリート」。俺が二十歳になった頃だったろうか?
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明日もやろかい。4+3の7条刈り。

振り回される

テーマ:農民/くま語録

台風の被害もなく、少々気温は高いが気候が穏やかになってきた。3日前に刈った稲がまだ青いとあって、この3日間稲刈りを休んで内業に打ち込んでいた。近くの農家から持ち込まれる籾の乾燥、籾摺り、そして我が家の新米を精米して、方々へ発送するなどなどだ。
意気込んで稲刈りモードにスウィッチを切り替えた割には、フィールドに姿を見せないと、のんびりしていると見えるのか?今日は、一転、てんてこ舞い。

昨日から持ち込まれた少量の籾乾燥に手間をとられているところへ来て、
「籾摺りしてくれ。」
「乾燥してくれ。」
などなどと、いやはややられっぱなしの一日。

「今日は久々目まぐるしかったー。」
と、感じた今、ふと気づく…。
「久々?じゃ、ねー。」
その間僅かに1日半。一年で最も時間が凝縮される秋本番。
明日からは、我が稲にのみ向かえる時の到来、とーらい!

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プロフィール

くま語録

くま

京都北部・綾部市物部地区で米を育てつつ、「農樹」を育てる農民。通称:くま
中津隈俊久(なかつくま としひさ)
’64年生、福岡県北九州市出身。
自作自演プロジェクト「農民パラダイス計画」のリーダー。

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