北の便り

テーマ:農民/くま語録

農繁期、疲れはピークの第一弾。脳みそと、体が自分のものではないような気がしてくる頃、旭川から便りが届く。
私へ、エールを送ってくれる人がいてくれる。これらで、精をつけてね、と届いた品々。
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その中でも、アイヌネギ。行者ニンニクとも、本州で言われている山菜。毎年いただくこいつが、まさにこの時期、体幹がへなへなになりつつある、我が体の添え木となり、発火材になる。
見た目はどうと言うことのないこの植物…。しかし、これは絶大なる力。
食すれば、人に会うのを避けたくなるくらいの臭いを放つけれども、アリナミンなどども足元にも及ばない絶大なる効用。
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行者さんが、修行中、精力剤として山中でかじるものだとも聞く、この山菜。旭川の、雪残る斜面で滑り、そして採って、元気出せよ、と届けていただいくものだから、心にもその効用しみわたる。

おーっし、先ほど3本かじって、効いてきたー。
もう2、3本かじって、一杯かっくらって、明日も、そして、この春乗り切るぞー。

栄美さん、ありがとう。いつまでも、残雪の斜面に立ち向かえるよう、元気でいてよね。

俺って、幸せ者。

プロフィール

くま語録

くま

京都北部・綾部市物部地区で米を育てつつ、「農樹」を育てる農民。通称:くま
中津隈俊久(なかつくま としひさ)
’64年生、福岡県北九州市出身。
自作自演プロジェクト「農民パラダイス計画」のリーダー。

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