今日の雨は2011年・春のフィナーレを心地よく迎えるため、骨休めをせよとのお告げと解釈して、2ヶ月ぶりに休みをとった。
今年の田植えはあと1日分の作業を残すのみ。例年より約10日、天候が悪い年と比較すれば20日近くも早い田植え終了の見込みは、まさかの現実。この驚異 の進捗は、偏に息子のおかげ。意欲、気力、知力、勇気、他諸々、私が仕込んだわけでも無く、私の知らぬ間にヤツ自身が培っていたのだと思うと、これもまた 驚異。
私が教えることを乾いたスポンジの如く吸収していく。初めての作業にも怖気ず取り組む。早朝から休み無く働く毎日に、笑いを取り込める、これもまた力。忙 しさに覚醒されて突き進むがあまり、フィードバックを忘れて大事(おおごと)になりがちな春の作業中、決して忘れない「振り返る」という、ひとつの「重要 な作業」も決して忘れない。
資質がある、素質があるとはこのことなのだろうと思う。親は威厳を持ってどっしりと構える必要は何ひとつ無い。親は少々はちゃめちゃで、ちゃらんぽらんの反面教師くらいがちょうど良い。我が家がその証し。
ここからは、この春の雄姿。
親子で並走していたトラクター
私が、田植えにまわると
息子が、じゃんじゃん代掻きするから田植え班が息つく間も無く、植えねばならん。「ちっとはセーブせーや!」と言ってるうちに、トラクターよ、ご苦労さん。
「これから俺が、植えるから。」
と、じゃんじゃん植えるものだから、苗の運搬に大わらわ。
「ちっとはセーブせーや!」
もう、あと一日で楽になれるこの春、万歳!