驚異の進捗

テーマ:農民/くま語録

今日の雨は2011年・春のフィナーレを心地よく迎えるため、骨休めをせよとのお告げと解釈して、2ヶ月ぶりに休みをとった。
今年の田植えはあと1日分の作業を残すのみ。例年より約10日、天候が悪い年と比較すれば20日近くも早い田植え終了の見込みは、まさかの現実。この驚異 の進捗は、偏に息子のおかげ。意欲、気力、知力、勇気、他諸々、私が仕込んだわけでも無く、私の知らぬ間にヤツ自身が培っていたのだと思うと、これもまた 驚異。
私が教えることを乾いたスポンジの如く吸収していく。初めての作業にも怖気ず取り組む。早朝から休み無く働く毎日に、笑いを取り込める、これもまた力。忙 しさに覚醒されて突き進むがあまり、フィードバックを忘れて大事(おおごと)になりがちな春の作業中、決して忘れない「振り返る」という、ひとつの「重要 な作業」も決して忘れない。
資質がある、素質があるとはこのことなのだろうと思う。親は威厳を持ってどっしりと構える必要は何ひとつ無い。親は少々はちゃめちゃで、ちゃらんぽらんの反面教師くらいがちょうど良い。我が家がその証し。
ここからは、この春の雄姿。

親子で並走していたトラクター

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私が、田植えにまわると

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息子が、じゃんじゃん代掻きするから田植え班が息つく間も無く、植えねばならん。「ちっとはセーブせーや!」と言ってるうちに、トラクターよ、ご苦労さん。

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「これから俺が、植えるから。」

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と、じゃんじゃん植えるものだから、苗の運搬に大わらわ。

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「ちっとはセーブせーや!」

もう、あと一日で楽になれるこの春、万歳!

プロフィール

くま語録

くま

京都北部・綾部市物部地区で米を育てつつ、「農樹」を育てる農民。通称:くま
中津隈俊久(なかつくま としひさ)
’64年生、福岡県北九州市出身。
自作自演プロジェクト「農民パラダイス計画」のリーダー。

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