ありがと、ね

テーマ:農民/くま語録

カエルの鳴き声が響き渡る夜。これを子守唄代わりに寝るとしようか。
今日は、今季最後になる苗箱1,000枚を苗床に並べる日。いつもなら500枚のところ、この陽気なので二日に分けてと、いうわけにはいかない。待ったなしに、いつもの倍の量を済まさなければ…。
しかし、ここへ隣組のお葬式が重なる。
急遽、近所の同い年に助っ人の要請。彼と、息子、そして常時働いてもらっている御仁の3人に任せて、私はお葬式へ。
お葬式が終わって、現地に駆けつけると、汗まみれの3人が、概ね5割の仕事を済ませていてくれた。
ありがとう。
こんな日は欲張らずに、ねぎらいの一献。早めに引き上げて、流し込むビールのうまいこと。
「北の便り」のアイヌネギもふるまいながら、みんな、ありがと、ご苦労さん。今日は、ゆっくり休んでおくれ。
俺も、はよ、寝よう。明日が、また、ある。
カエルたちも、はよ、寝ろ、よ。

プロフィール

くま語録

くま

京都北部・綾部市物部地区で米を育てつつ、「農樹」を育てる農民。通称:くま
中津隈俊久(なかつくま としひさ)
’64年生、福岡県北九州市出身。
自作自演プロジェクト「農民パラダイス計画」のリーダー。

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