育苗ハウスの準備ができあがった。すっきり清掃と整地が済んだところへ、ぬき板を立てていく、ここにビニールを被せて、水を張ると水深5センチのプールができる。
同じ仕掛けを露地でも作るので、草を刈り、乾きを待つ。
ここでの仕事は、暫し、おてんとさんに下駄を預けよう。
待つのも仕事のうちだ。
つつましく、一心不乱、ストイックに働く男達。目の前に広がる見
事な田園風景。秋には豊作を祝い、雪降る冬には、儲かったかぁ、
そうかぁ、わっはっはと、肩を叩き合い、来る次のシーズンに向け
て英気を養う。そんな日々や1年が繰り返される魅惑の処。創意と
希望に満ちた集いの輪こそ…、農業梁山泊。
育苗ハウスの準備ができあがった。すっきり清掃と整地が済んだところへ、ぬき板を立てていく、ここにビニールを被せて、水を張ると水深5センチのプールができる。
同じ仕掛けを露地でも作るので、草を刈り、乾きを待つ。
ここでの仕事は、暫し、おてんとさんに下駄を預けよう。
待つのも仕事のうちだ。
くま
京都北部・綾部市物部地区で米を育てつつ、「農樹」を育てる農民。通称:くま
中津隈俊久(なかつくま としひさ)
’64年生、福岡県北九州市出身。
自作自演プロジェクト「農民パラダイス計画」のリーダー。