恵みの雨

テーマ:農民/くま語録

ここのところ約ひと月、眠れない夜が続いた。
農業を始めて19年目の春、これほど雨が降らない春は初めてで、おまけに高温続きときてはたまらない。ため池はみるみる水位を下げていき、底溜りになってしまった池さえでるあり様だった。
「このまま夏にはなるまい。」
と萎びかける心に言い聞かせ、稲に大事な初期成育に必要な水を足すことひと月。
あー、ようやくの雨。昨夜は、京都から帰った息子と盃かわしたら、雨音聞きながらひと月ぶりに熟睡、朝まで目が覚めずに寝ることができたぜ。
あー、今日も雨、もっと降ってくれたらいいぞ。先ほど、ため池に水が流入していることを確認。今日はこれから息子とともに京都へ向かい、ライスセンター拡張工事の融資本契約。その後はのんびり映画でも観て帰ろう。
今日からはよく眠れそうだ。

プロフィール

くま語録

くま

京都北部・綾部市物部地区で米を育てつつ、「農樹」を育てる農民。通称:くま
中津隈俊久(なかつくま としひさ)
’64年生、福岡県北九州市出身。
自作自演プロジェクト「農民パラダイス計画」のリーダー。

ホームページ