涙でる

テーマ:農民/くま語録

横浜・京急百貨店で2月21日から始まる「農樹」プロモーションと、日本橋・三越本店の棚に「農樹」が並ぶ日取りが重なったので、20日は東京駅で降り、とことこ日本橋へ。三越本店の棚で「農樹」が輝いていることを確認すると横浜・上大岡へ移動した。
京急百貨店がある上大岡は、新婚時代を過ごし、一樹が生まれた土地。かみさんは、結婚記念日よりも横浜に出てきた日の方が思い出深いと言っていたなあ。そ んなことや新婚当時のことを思い出しながら、独り焼き鳥屋で飲んでたら、見事に飲みすぎた。ウイークリーマンションに辿り着くも、風呂にも入らず撃沈。

さて、翌日の初日21日は夕方まで独り舞台を努めるうちに、後発の息子が合流。閉店後約束の、我らが新婚時に通った思い出の焼肉屋へ直行し、2人が腹いっ ぱい食べて4,000円強。そう、ここはガード下の焼肉屋。作業着を着たおっちゃんがホッピーや焼酎のコップ片手に煙にまみれる小さな店。されど、味は悪 くないんだな、これが。安さの秘訣は切り落としというのか、はものというのかわからないが、綺麗に切り揃った肉は一切出てこない。焼き網に乗せていく肉の 大きさはまちまちなので、油断してたら炭になってしまうわけだ。

店の中はとりあえずは改装されていたけれど、大きさ変わらず、20人入ればオオゴト、狭苦しく煙で息苦しくなる場末感溢れる店。それが20数年後もあるってことに感謝、感激しつつ、酔いどれ調子にのった私は、帰りの商店街でとり焼き丸一尾を買ってしまった。
嬉しいことがあるとやっちまうバカモン=俺=くま
あー、やっちまった。まー、いいじゃん。デブキャラ丸出しのこんな今夜のこの行動、許せ息子よ。
うしししし。

翌日の日中、関東在住、母校の同窓・T君が突然現れる。
「おおー。どうしたとー?」
平塚に仕事ができたけん、帰りがけ(東京への)にちょっと寄ってみたとー、げなことを言う優しさが嬉しいね。
その翌日も、その場を息子に引継いで帰ってしまったにもかかわらず、同窓・K君現れる。前ぶれも無くふらっと現れ、さらっと去っていく。伊勢丹の浦和店へ出て行った時、立川店へ出て行ったときもOさんはじめ、T君やO君らがふらっと、そしてさらっと。
涙が出る。
俺の自慢のあの人この人へ片っ端から、これも自慢の息子とエンジェルを紹介しまくりたいと心から思う、近頃の俺。

プロフィール

くま語録

くま

京都北部・綾部市物部地区で米を育てつつ、「農樹」を育てる農民。通称:くま
中津隈俊久(なかつくま としひさ)
’64年生、福岡県北九州市出身。
自作自演プロジェクト「農民パラダイス計画」のリーダー。

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