俺が代表やぞ

テーマ:農民/くま語録

春真っ盛り、阿吽の呼吸で駆け回るなかつくま親子。朝6時、朝飯食いながら仕事の打ち合わせ。
先日、7時に田んぼに向かうトラックの中で、あそこと、あそこと…、今日から入る4枚の田んぼだけは深みがあるから他の田んぼとは工程を変えよう。荒起こ しは丁寧にしておこうなどと再確認。前日、トラクターに乗る前に育苗ビニールハウスの換気を頼んでいたのに忘れてしまって荒起こしを進めていたことを反省 していたはずの息子が、
「うん、うん。その4枚間違ってしまったらどうしよ?!」
とおちょけて冗談飛ばしたところへ、間髪入れずに
「頸にしてやるわっ!」
と叫ぶと、ひっくり返った裏声で、
「う、そー~」
ですと。こんな時こいつがカ・ワ・ユ・クて、抱きしめたくなる。俺の横でさらに茶目っ気たっぷり呟く息子がまたカ・ワ・ユ・イ。
「俺が代表やぞ。」
近々㈱農樹に移行する時、代表取締役社長は息子・一樹が就く。創設者である私目は平社員、そう、私目は”社長”呼ばれることなく生涯を終える脱サラ農家な わけで、それを是として誠にカッコいいと悦に入っている。そこのところが、今やアイコンタクトで日々を送る息子と俺の決め事、進む道。だからこそ腹の底か ら笑えるこの場面、お互いを演じて笑いきる。わーー、ひっー、はっーとね。
今週月曜日にあやべ市民新聞の取材を受けた記事がこれ。記事掲載の前日、新聞社から確認の電話があり、
「農樹は法人ですか?代表者はどなたになりますか?」
法人移行していることと、その節は一樹が代表者になるから今回の記事も一樹代表で、という電話のやり取りを横で聞いていた息子がニタニタして、
「俺が代表って新聞に載るんか。」

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そう言っていたのに記事では”中津隈俊久代表”となっていて、息子呟く、、、
「俺が代表やぞ…」

プロフィール

くま語録

くま

京都北部・綾部市物部地区で米を育てつつ、「農樹」を育てる農民。通称:くま
中津隈俊久(なかつくま としひさ)
’64年生、福岡県北九州市出身。
自作自演プロジェクト「農民パラダイス計画」のリーダー。

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