田植え開始間近となって田んぼに水を入れ荒代掻き三昧、は息子のみ。私は息子の下働き三昧。水が張れた田んぼに突進することばかりに意識を奪われた息子のため、せっせせっせと田んぼに水をまわす俺。
作業のバランスを考えてじっくり構えよとの親父の言葉は耳に入らない。水さえあれば田んぼに突進、トラクターに乗りたくって仕方ない。50馬力と36馬力 のトラクターを併用する我が家の、50馬力の方が新型で勿論馬力があり居住性も良い。それを完全にわがものにして、親父はといえば36馬力、居住性も作業 能力も劣るのを「あてがわれて」、水配分に駆け回る…。約4町歩の代掻きができた今日、俺が老体トラクターに乗った時間は数十分。
どうも違う、と思いながら、
「まっ、いっか。」
作業が前倒しに進む春を喜ぶことにしておこう。