これが俺たちの息子。このアンポンタンなところこそ、23年前産院で取り違えることなく、俺たちが育てた子の証。
11月29日未明、オーストラリアで孤軍奮闘する親友のもとへと旅立つ息子のこの姿は、正真正銘のアンポンタンばい!
息子の親友・ユーイチ君がオーストラリア横断のひとり旅を敢行している。彼の出発は去る2013年10月、オーストラリアの西から東へ横断する徒歩の旅、 東の終点に達するのは早くても2014年の春なのだそうだ。東北猶興(ゆうこう)支援の旅/BEYOND WALK 2013と名づけたそのチャリティー・ウォークに、そしてユーイチ君に少しでも力添えをしたいのだとアンポンタンは旅立った。
東北猶興(ゆうこう)支援の旅/BEYOND WALK 2013ユーイチ君のホームページには、『猶興の志』なるページがあり、孟子の言葉が引用されている。
孟子曰く、「文王を待ちて而る後に興る者は、凡民なり。夫の豪傑の士の如きは、文王なしと雖(いえど)も猶(なお)興(おこ)る」
私は未だ会ったことが無いユーイチ君なので、彼の人となりを正確に紹介することはできない。ただ、おそらく常識人面した輩から、「東北支援?チャリ ティー・ウォークねぇ。仕事を辞めて、オーストラリアを歩くのかい。」などなど理屈を求められただろうと思う。若者ゆえ真摯に受け答えして大いに不必要に 疲れもしただろうと思うし、この先もたくさん要らぬ批評を受けるのかも知れない。しかし、世の中に一石を投じた先輩として私は彼に愛おしくエールを送りた い。
孟子は言う、「周王朝を築いた武王、周公旦の父、文王というのは偉大な聖人だった。世の中がどんよりしてくると、皆、文王のような人物が現われて世直しし てくれるだろうと期待をする。その気持ちは分かる。しかし、それでいいのだろうか。誰かが何とかしてくれるだろうという考えでいいのだろうか。誰かの登場 を待つのではなく、自らが判断し行動する、そのような人物を『猶興の士(ゆうこうのし)』と言う。『志』を得たならば、この猶興の士たる気概が大切なので ある。」
ユーイチ君は言う、「東北、日本、そして世界のために猶興の志が広がることを願っています。」とね。
本日2人は合流
一歩踏み出さない奴ばかり、そんな奴らに限って、えらそうな素振りをしてやがる。議会の馬鹿先生たちよ、いい加減、政治屋家業は廃業しんしゃい。
上手な言葉はいらない、不器用でいいから姿で語ろう、生き様で語ろう。アンポンタンは格好いい男の最上級。