予定通り12月15日帰国、11:30綾部駅着。
「だはは、真っ黒やの!」
ワイルド一樹、日焼けして鼻の頭の皮は剥けている。
「おやじー帰ったぜ。腹減ったー、寿司食いてー。」
「おっ、食いに行こっ。」
友と歩いた350キロオーストラリアの旅の充実度は計り知れない。大きな財産を得たこと間違いなし。一貫また一貫とたいらげるも会話は途切れず続く、家ま での車中もひと風呂浴びた後も、夕食の準備の最中も、そして寝るまでずっと喋ってた。会話のなかで、『人の温かみを感じた』というフレーズが息子の口から 良く出てくることに、親父様は目を潤ませてしまうのだ。
「大きくなった」と。
今朝起きてからも会話は続く。朝飯前にコーヒー3杯飲んでも会話は続く。
今日はこれから、温泉に行って二人また語ろう。
気がつけば同じ身長だったはずのお前の目線が上にある。背も伸びたか、身も心も大きくなっていく息子を見ているだけでご満悦の俺様。決して俺の背は縮んでないぞ。