昨年3月から12月まで続いた我が家のリフォーム。その長い工事期間中、不要なものは思い切って順番に廃棄しながら、工事の邪魔にならぬよう平面移動を繰 り返すこと10か月。完工いつのことやらとその期間中、更新すべき家電や家具をそれぞれ視察に行っていた。そうするうちに我が心をぐいと掴んで放してくれ なかったのがこのテーブル。
赤みがかった縦半分が桜、あと半分が紅葉のあわせ板、長さ220㎝。
日本の代表的な木2種のあわせ板テーブルが、我が家の玄関入ってすぐ横の部屋にでーんとある、そう思うと後先考えてはいけない。注文!
昨年末に納品頂いたこのテーブルでいただく酒と食事の旨い事ってありゃしねー。
そしてもう一つ、オニグルミの一枚板、これも長さ220㎝。
クルミの木は、フロンティア・プラントとも呼ばれるというように、実をたくさんつけて落とし、氾濫原に真っ先に根付くのはクルミなのだそうだ。これまさに農樹にふさわしかろう、うー、欲しい。前述の部屋の奥にもういっちょうこのテーブルを…、いっちまえ、と。
それが脚をしつらえ本日納品。
いいぞ!農樹の家は木でいっぱいなった。心にも投資完了。
About 農樹
昨11月、『海賊とよばれた男』/百田尚樹を読んだ。
誰もが知る石油会社、出光興産の創業者・出光佐三氏をモデルに書かれたノンフィクション。この本のなかで、出光興産は国岡商店、出光佐三氏を国岡鐵造と称して展開されているが、紛れも無い事実。俺はこのようにありたいと心から思わずにはいられない上・下2巻だった。
出光佐三氏のことは同郷・福岡県の人であり、子供心に
「『題名の無い音楽会』のスポンサーをしとんしゃー会社の社長さん。」
程度の認識はあった。その後、高校生の頃だったと思う、
「日章丸っちゅうタンカーば、イギリス海軍が海域封鎖しとるイランに送って世界をアッと言わせた人。」
「そのイランに事前極秘に乗り込んで交渉成立させたのが、佐三さんの弟さん、出光計助(出光2代目社長)さん、東筑の先輩たい!」
と知った。
それから30年余、同郷の先輩・佐三氏、母校の先輩・計助氏の生き様を、百田尚樹氏のおかげ、今「読む」ことができ、勇気や闘志が漲っている。
日本の石油業界を戦前戦後牛耳られた国際的な巨大資本に、国内唯一立ち向かった出光。都度都度、何のこれしきとばかりに佐三氏の号令のもと社員一丸苦労を 共にする。『何事にも負けまい』とする闘志や覚悟、自分の今が決して無駄な今では無く、誇りを確かに持ち続け、それを示し通す人物たち。身震いするほど格 好良過ぎる日本人、先輩たちの物語だった。
こう生きたいと思う、しかしながら同様こう生きてるとも思える自分がここにいる。正しいと信じるこの生き方を全うしてやろうと、そう思う。
そして必ず今度は俺が、『山賊』とよばれてみせてやる。
About 農樹
またまたプロモーション。これは2013年2回目の京都伊勢丹です。
大変だ。
2月27日(水)~3月5日(火)
ジェイアール京都伊勢丹にて
『農樹』プロモーション
京急百貨店でのプロモーションとかぶってしまいました。
どげんかします。