ノー・残業・デイ

テーマ:農民/くま語録

ヤンマー8条ディーゼル田植機恐るべし。vkq5EQzm

 

ハンドル周辺の操作とフットペダルを踏み込むだけで心配無用。後ろを振り向けば完璧な植え付け。OY0OgIIL

 

すごいぞ、お前。そもそもエンジンに定評あるヤンマーのディーゼルエンジンが粘り強く、重粘土質の田んぼを突き進む。ゴーっとね。

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日頃、
「農業機械に電子制御なんていらねぇ。安くて丈夫が一番!」
なんて言ってたっけ?
本日をもってこれまでの悪態の数々を撤回しよう。力強さが好きでヤンマーに傾倒してきたわけだけど、このたび『植える』という、とても繊細なところに技術開発費を注ぎこんだのだろうと思わせるこの田植え機には感服、買い=大正解。

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薦めてくれてありがとう、田中君。俺は嬉しい、今日は午前8時に田植え開始、午後4時田植え終了、洗車してから明日の苗を準備して、午後5時のサイレン聞きながらブログ書いてるってわけだ。本日植えたのは2.2ヘクタール(2町2反)。

残業するなよ、田中君。本日18:30、福知山集合!飲もうぜ!

ヤンマー・8条ディーゼル田植機

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今季のニューフェイス、ヤンマー・8条ディーゼル田植機。5月3日の初田植えは別の田植え機、昨日5月5日から満を持してそいつに乗っかって田植えをしている。写真は後日アップ。写真を撮り忘れるほどに感激した昨日、今日。
スゴイって言ったらスゴイやつ。信じがたいほどに早く走る、そのスピードに植え付けがついてくる。即ち植え付け性能が素晴らしい。力強さが売りのヤンマー が繊細さを見せつけてくれた、と大満足しながらフルスロットルで田植えをしている。素人さんには分からないから面倒な説明はやめときましょ。
農樹の担当、ヤンマーの田中君が自信を持って薦めてくれたお値打ち品。息子がジョギングするくらいのスピードで田んぼの中を走る、それなのにピシャッと植 える。多少の悪条件もお構いなしでピシャッと植えてしまう。これまで神経使って使って「今日もやれやれ無事に植わった」、と田植えを続けてのが馬鹿らしい ほど、スゴイやつ。
多種多様の農業機械を入れてきた中で、最右翼をいくこの満足感。
このまま突っ走れ。一樹の成長著しく、苗や水管理、工程管理へとゆとりのアンテナ張れるこの春。
すごいぞ俺達。

田植え開始

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準備万端、作業は全て前倒し、苗の出来栄え抜群、何ひとつ落ち度無く進行するこの春。
3日から田植えを始めた。俺が田植え機に乗っかって、息子は(一樹)は川を挟んだ向こう側で代掻きをやっている。まことに画になる光景じゃないか、とご満悦。
いいぞ、なかつくま。

今日4日、北海道からアイヌネギが届く。3月からこの方神経を張りつめ疲労がそろそろピークになったこの時期にいただく友情の精力剤がこの「アイヌネ ギ」。これを獲りに行くには命がけなのだそうだ。残雪残る斜面を滑り落ちる心配と、ヒグマに襲われる心配があるよう。私は、ただただ「ありがとう」とだけ 言い、もう一月を乗り切ろうとするばかり…。夏には行きまっせ、「ライジング・サン」、待っててね。

今日はとても寒い田植えだった。合羽を着て冷たい雨と風のなかもうやめてしまえと思ったが、なにくそ根性振り絞ってやっちまった。凍え風邪をひきそうな気 配を感じたので、思わずアイヌネギを生かじりしたらどうよ、ぐーんと元気が漲り始めるじゃないか。俺の体は単純明快、すぐに効き目が現れる。

おっシャー、今から洗濯だーい。

栄美さん、ありがとね。きっとこの春もこれで大丈夫。2.4ヘクタール田植え終了、残すは14.6ヘクタール。へっ、知れたもんだぜい!

また会う日まで

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明日から田植えを始めます。
横山ファミリー、ありがとう。
つたない言葉を重ねると感謝の気持ちが薄れそうなので、ただ、ただ、ありがとう。
田植えを済ませたら、また会いに行かせてください。
ばしっといきます。ばしっと!
がんばれる俺達。

つなぐ

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日本のどこの農家か忘れたが取材を受けた際、「農業とは命をつなぐ仕事だ」と即座に答えたらしい。漠然と惰性で農業やっている農家からは出てこない言葉だと思う。
我が家では種籾を芽吹かせる屋内作業と苗を植えてやる田づくり作業が同時進行中だ。
種籾は、籾殻を被っていてそれを剥けば玄米となり、玄米を削ってヌカ分を落とせば精白米。食べてしまえば食糧、籾のまま残しておけば翌年の種。今年も概ね 450キロの種籾を4,5回に分けて種まきをしてきたわけで、もうすぐ最後の種まきだ。乾いた籾種を手にしてから種を播くまで10日がひとサイクル、
消毒:我が家は農薬ではなくお湯で消毒
冷却:消毒の際の熱をとる
浸種:循環水槽の中で種籾を数日間、水に浸す
催芽:循環水槽の水を加熱して籾殻から芽(芽出しと言うけど本当は根っこ。根が先に出る。)を突き出させる
脱水:水から引き上げてすぐに種まきはできないので水を切り、乾かす
播種:種まきは機械がやるので、人間様は土や種の補給と潅水の水量チェックなどをやる
大雑把に言えばこんなところ。種まきまでに最低限必要な工程。

外の田んぼでは畔をつける、肥料を撒く、田を起こす、水を張る、荒く代掻き、本代掻き、田植えと一枚の田んぼにうまいこといって最低7回通って植えつけ終 了とあいなるわけ。屋内と屋外の作業の計画と進捗状況を工程表に記し注意をはらいながらの毎日だ。4月が過ぎると田植えを始める。5月3日が田植え初日の 予定だ。苗の生育、田作りの進捗も順調そのもの。落ち着いて滞りなく仕事が進む今日この頃。こいつの存在感は絶大、たまに暴走もするけれどセンスがいい、 飲み込みがいい、とおちゃん嬉しい。

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田圃で知らないばあさんが息子に声をかけてくれたそうだ。
「あんた、お母さん死んでしもて可哀想やけど、な、がんばんな、よ。」
って。
「がんばろうぜ!親父!絶対有名になろうぜ!」
って、息子。

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田植えスタート前に準備万端、決戦前の明日は一息ついて教会へ行こう。このたびのお土産は『京都伊勢丹-毎日食べたい50選-』だ。月命日ごとに横山一家とひと時を過ごすがため、工程をやりくりすればできるじゃないか。為せば成る何事も、為らぬはクマの成さぬなりけり。
あー、明日が楽しみ。
命をつないでいるはずの農民・クマの命もまた、皆々様につながれているようなもの。つながりあるからこそ力が漲るに違いない。

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プロフィール

くま語録

くま

京都北部・綾部市物部地区で米を育てつつ、「農樹」を育てる農民。通称:くま
中津隈俊久(なかつくま としひさ)
’64年生、福岡県北九州市出身。
自作自演プロジェクト「農民パラダイス計画」のリーダー。

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