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雨降りの良し悪し
昨日、雨。今日も雨。
昨日は雨の中、合羽を着て、ある水利組合の水路掃除に出役。掃除というと、言葉の響きは優しいけれども、「労役に処す」と、申し渡されたかのような作業が 待っている。そこは毎年、山裾に這う水路の際で、冬中、イノシシ君勝手気ままにかっ歩するおかげで、水路が土で埋まっている。今年も予想通り、赤土で満タ ンこだい。
水路にカチカチにつまったこの土を、「えいこらせー、くそーっ」と、スコップで、『掘り出す』のは、私の役目。なんてったって、その現場の最重労働は最若手が買って出なければ…、ねぇ。
メンバー中、45歳の私に一番近い歳の人が、ろくじゅう?しち?はち?
「ええくそっ、このやろっ。」雨と泥と、合羽の中の汗とで、ぐちゃ泥ぴっちゃん、さ。
されども、今日も雨、降りしきる雨。
改修工事が遅れたため池に、果たして水が溜まってくれるのか?の、私の心配を払拭するかのように、ほぼ満タンこ。
満タンこになっちゃった。天が味方の、この良き仕事に大満足。
About 農樹
週末の喜び
今日はお天気よろしく、また、日常の陣容に一名加わり、野良仕事がことのほかはかどった。
週末となると、息子が、私のもとでアルバイト。経営者としては、ひとり加わったなりの仕事の流れを、前日からイメージして、彼の登場に備える。
昨年から繰り返す、この週末の喜びは、単に親子で農作業ができるというものでは無く、ヤツが、親方である私の、その日の目標を理解しようとすることに始ま り、達成すべく誠心誠意働いてくれると、いうことにある。時に、その思いが空回りすることもあるが、それもまた、若者らしさ、と、微笑ましい。そして、ヤ ツの親であることが誇らしく、「よってらっしゃいみてらっしゃい、このしょうねんば、みてらっしゃい」と、叫びたくなり、力みなぎる自分との相乗効果が、 驚異的な作業進捗を生むというわけだ。
鬼に金棒、クマにコグマ。
ただ今、体はくたくた、心はほこほこ。
About 農樹
相棒帰還
春先の天候不順。待機中だった相棒を入院させていたところ、今日退院。
2年前から、エアコンの効きが悪くなり、何度も入退院を繰り返し、今回ようやく完治した模様。
新規に農業始めた我が家へ、一番最初にやってきたこいつにへの思い入れもひとしお。この冬は、クラッチ交換やタイヤ交換と、彼のケアには随分奮発させてもらったけれど、決して惜しくはない。
今日、ついにエアコンが完治してくれたおかげで、今シーズン、息子も機嫌よく乗ってくれようか。
About 農樹
間に合った、のか…
農民/くまが、日ごろお世話になっている、ため池の改修1期工事が終了。
その名は、新庄大池
1ヶ月前には、21年度分の工事が終わり、今はもう、そこそこ水が溜まってなければならないはずなのに…、まだからっけつ。工事が遅れ、昨日から水を溜め始めたというわけ。
ここは、水利条件よろしく、ひと月もすれば満タンになるとはいうが、気が気では無い。
工事はどうせ遅れるだろうと、この地区は、今年、最後に田植えをする腹積もりでいたとはいえ、大丈夫か?
ため池の下手に広がる田んぼを見渡すと、浮き足立ってしまう。ここに写りきれない田んぼまで含めて、殆んどが我が田んぼなのだ。
溜まってくれ、早く満タンこになってくれ。